2014年2月2日日曜日

【報告】妻の再就職が決まりました。

この度、妻が特別区の中途採用の合格し、
今年の4月から再就職することになりました。

妻が、中途採用のチャレンジすると決めてから本当に幾多の苦難がありましたが、
非常に狭き門を突破し、4月から念願の特別区の職員として働くことになります。

子育てをしながら最後まであきらめずに頑張ってくれた
妻を褒めてあげたいと思います。

また、自分としては、今回の再就職を通じ、
妻の仕事や子育てへの想い、さらには人生観を知る、
非常によい機会になりました。

そこで、今回この一連のできごとについて自分なりに感じたことを
書き留めておきたいと思います。

妻とは出向先の市役所で出会い、結婚のタイミングで東京に住むことになり
地元の自治体の市役所を退職することになりました。

妻は、結婚という人生のイベントの中でしょうがいないという気持ちもありつつ
地方公務員という仕事にやりがいと誇りを感じており、何より仕事をして自立した生活をすることに
強い思いがあり、そのような中での退職でした。

東京での生活が少し落ち着いた後、妻は、
就職活動を行い、弁護士事務所の事務の仕事を
始めました。

もともと法学部である妻は、是非ともやってみたい仕事であったらく、
非常に嬉しそうに仕事をしていました。

しかし、就職後、3か月くらいで、子どもを授かったことがわかり、
職場に相談するものの、仕事を解雇されることになりました。

職場で解雇を言い渡されて落ち込む妻の顔は今でも忘れられません。
その時、自分は妻が再就職したいと言ったら全力で支援したいと
心の底から思いました。

子どもを授かったことは当然非常に嬉しいものの、
一方で自分が仕事をしていきたいという思いは、
なかなか両立できず、そこには葛藤がありました。

その後、無事に男の子を授かり、
妻はしばらくは育児に専念することになります。

子どもが生まれたことは私たち夫婦の人生を変えました。
信じられないほどの感動体験を与えてくれます。
ただ、妻には仕事をしたいという強い気持ちがありました。

そこで、1歳になるぐらいのタイミング(5月くらい)で、
妻に特別区の中途採用に応募してはどうかと
提案してみました。

実は妻は在学時にもともと地元の自治体とともに
特別区の職員の採用試験を受けていましたが、
残念がら不合格になっていたという経緯がありました。

妻はその提案にびっくりし、嬉しがるものの
子どもがいることを心配がっていました。

そこで正規職員へのステップとして
週4程度のアルバイトをしつつ、
子どもを保育園に預けることにしました。

ここからが妻の過酷な試験勉強が始まります。
試験は択一と論文、面接です。

論文は、自分が前職で成し遂げたことなどのテーマを
書くもので、私がテーマを設定しては妻に書かせて、
添削し、何度も何度も修正指示を重ねました。

また、面接については、夜仕事から帰宅すると
特に試験直前については毎日一時間程度
模擬面接を繰り返しました。

まさに「夫婦二人三脚での挑戦」でした。

模擬面接をする中で見えてきたのは妻の仕事への想い
女性としての人生観でした。

前の自治体での仕事についても、すごく問題意識をもって
取り組んでいて、いかにプライドをもって仕事をやってきたのか、
その仕事をやめるときに辛かったのか、非常に認識しました。

また、妻は、日々子育てをする中で感じる悩みを区の保健師さんに
相談をしたり、区の主催する子育てママの集まりで悩みを
共有などする中で、自分なりに改めて基礎自治体での
仕事の重要性を再確認していました。

だからこそ、最大限妻の再就職を応援しようと
心に誓いました。

しかしながら、昨年1年は、私たちの家族にとって試練の連続でした。

2月には私の祖母がなくなり、そこからずっと家族内でのゴタゴタが
ずっと継続し、精神的にもつらい日々でした。

また、私自身もとにかく仕事が忙しく、7月には職場が異動して
バタバタが続きました。

特に8月頭から10月くらいまでは平日はほとんど
電車で帰れず、タクシー帰りばかりで本当に妻には
子育てや家事と本当に迷惑をかけました。

さらには、子どもの体調不良です。

保育園に入園直後は色々な風邪、特に中耳炎
になっては、毎日のように小児科、耳鼻科にいく
日々でした。

そんなわけで夜は体調不良で子供が夜泣きをすることも
多くありましたが、そのような状況下でも
子どもをおんぶしながら、参考書を片手に勉強する日々が
続きました。

まさに「現代の二宮金次郎」です。

そんな中で12月の頭に妻が再就職が決まったときの
嬉しさは言葉に言い表せません。

改めて心から妻の頑張りを褒めてあげたいと思います。

今回の一連の出来事は私にとっても、
妻の仕事への想い、人生観を知る本当によい機会でした。
また、公務に対する妻の想いを感じ、自らの想いを再確認しました。
さらに、こうした苦難を乗り切ったことで家族の団結も深まりました。

ただし、あくまでこれがスタートです。

4月からは妻も新しい職場での生活がスタートすることもあり、
私たち夫婦、息子も含めた家族には更なる試練が幾多にも
待ち構えていると思います。

しかしながら、家族仲良く互いを思いやり、
頑張っていきたいと思います。

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